通常、上記のような症例は抜歯が難しいとされています。
特に親知らずは歯根が屈曲している場合や、横向きで骨や歯茎に埋まってしまっている水平埋伏智歯の場合もあり、抜歯には細心の注意が必要です。
マイクロスコープを用いることで、歯と歯槽骨のわずかな隙間にも的確に器具を当て、精細な処置ができるため、極力負担をかけず、周囲組織にダメージを与えることなく抜歯することが可能です。
また、抜歯をした後の傷口に歯の破片などを取り残すことがないよう、拡大視野でも入念にチェックします。
一度失ってしまった歯は、元には戻りません。
歯を失うことによるストレスとして、うまく噛めない、発音しづらい、食事を楽しめない、人前で笑うのに抵抗がある、老けて見える、などが挙げられます。
そのような場合、抜けた歯を補うためにインプラント治療を提案させていただきます。
インプラント治療とは、歯が抜けてしまった部分にネジのような金属の人工歯根(インプラント)を埋め込んで、その上から人工歯を装着する治療です。インプラントを骨にしっかり定着させるので、自分の歯のように自然な使い心地になります。
しかし、インプラント治療は、すでに歯を失っている場合、もしくは歯を残すのが不可能な場合にのみ選択すべき最終手段と考えており、残せる歯は極力残していくのが当院のモットーです。
当院では、インプラント治療時にもマイクロスコープを使用しております。
緻密な処置による的確・安全な手術、正確なインプラント埋入を行えるだけでなく、精密な上部構造の製作・装着、最小限の侵襲による身体への負担軽減にもつながるのです。
安全性・安定性に優れたインプラントシステムとマイクロスコープによって、一歩進んだインプラント治療をご提供しております。
microscope treatment